那智勝浦町の漁港では、季節問わず1年中まぐろが水揚げされます。というのも、那智勝浦町は生まぐろの水揚げ量が日本一の町として知られており、全国のまぐろ漁船が集う港となっております。基本的に東京の築地や全国のお店で売られているまぐろは、水揚げの際に冷凍され輸送されている。ところが、那智勝浦町で食べることができるまぐろの大半は、冷凍される前の「生まぐろ」。味はもちろん、もちもち感や弾力が格別です。

大泰寺では、まぐろ1匹を町内の漁師さんや仲卸業者さんから直接買い付け、お寺でスタッフが解体します。一般的には、まぐろの解体は漁港やそのそばの市場で、ガラス越しに見ることができると思います。しかし、大泰寺でのまぐろ解体は、手頃な大きさのまぐろをキッチンで捌くため、至近距離での解体ショーを楽しむことができます。人数や状況によっては、お客さん自らが包丁を入れさせてもらえるかもしれないとか。

普段売り場に並ぶまぐろはすでに切り身にされているものですが、解体をご覧いただくことで、普段食べているまぐろはどの部分なのか、美味しい季節はいつなのか、まぐろの種類の見分け方などを知ることができそう。まぐろと近い距離で解体を見ることができることで、これからのまぐろや魚を見る目が変わる経験になるかもしれません。

※解体に2時間程度かかります。お時間はお問合せください

※1匹捌くと相当な量の可食部があるため、宿泊日の夕飯や朝食だけでなく、お土産に持って帰ることもできます。