自然の中でたたずむ大泰寺のテントサウナ
紀伊勝浦駅から車を走らせること15分。国道42号線から少し入った道を進むと、突如現れる大泰寺。比叡山の開祖、最澄が約1200年前に開創した、南紀屈指の薬師霊場です。お寺の門をくぐり、赤いのぼりの並ぶ坂を上がると薬師様がお出迎えしてくださいます。
季節の花が咲き、小鳥のさえずりが響き渡る中、川岸へ案内していただくと、そこには貸切のテントサウナがありました。季節によって景色が異なるだけでなく、毎日気温や水温などの環境が異なるため、来るたびに違う楽しさを味わえるのが、特徴なのだという。また、サウナで使用する薪は、周辺地域で間伐してきた木を使い、ロウリュウの水は太田川から汲み放題。まさに、自然で遊ぶことのできる場所なのだと感じました。
お寺で得られる童心と禅の心
サウナといっても、施設によって強みや特徴はさまざま。大泰寺のテントサウナの最大の特徴は、なんといっても水風呂代わりの川までの距離、そして禅との融合だと西山住職は語る。川までの距離は、サウナの入り口から徒歩3秒。サウナの中で身体が限界に達した状態から、すぐに川に飛び込むことができるため、思わず童心に返ってしまうこと間違いなし。
また、「サウナでの「整い」は、坐禅を行った際の「無我の境地」と感覚が近いんですよね。サウナを通して、気軽に禅の体験をしていただくことができるのも魅力の1つです。」と西山住職。実際に、大泰寺では坐禅の体験もできるため、サウナとセットで体験することで、他では体験できない、心と身体の整いを感じることができそうです。
※有料レンタル:タオル、サウナポンチョ、サウナハット、海パン
※無料レンタル:サンダル