ひでこのうえん|手間暇かけた分だけ美味しさもアップ。家族連れも農業初心者も「ひでこのうえん」にあつまれ〜

ひでこのうえん|手間暇かけた分だけ美味しさもアップ。家族連れも農業初心者も「ひでこのうえん」にあつまれ〜

農業/個人でも家族でも/自然体験

田園風景が美しくのどかな太田地区にある「ひでこのうえん」。農家の狩野秀子さんが季節のお野菜を育てながら農業体験を受け入れています。収穫だけでなく、土作りや種蒔きなどの基礎から体験する作物の栽培。楽しい面はもちろん、作物を育てる大変さも知ることで、きっとその後のお野菜の見方や味わい方が変わるはず。お子様と一緒に農業体験をしたい方や、農業に興味のある方、農業を通して体力作りをしたい方にもおすすめです。

自分で育てたお野菜だから、美味しくて愛おしい

畑に実る、色とりどりの季節のお野菜。土の上を駆け回るこどもたち。豊かな自然に囲まれた「ひでこのうえん」の畑では、こどもも大人も一緒になって農業を体験できます。種蒔きや苗の定植、獣害対策の網を張ったり、もちろん育てたお野菜の収穫も。ふだんスーパーなどで目にするのは形や大きさの揃ったきれいなお野菜たちが多いですが、実際には大きさが不揃いのもの、キズのあるもの、大根や人参の先が二股にわかれたものなど、いろんな個性あるお野菜が生まれてきます。どんなものでも、自分で育てたお野菜には不思議と愛着がわいてくるもの。そんな経験を大人にも、こどもたちにも。

「ひでこのうえん」周辺の風景。奥に田んぼと畑がある。

狩野さんが農業体験の場として「ひでこのうえん」を始めたきっかけは、畑で楽しそうに遊ぶ親戚の子どもたちの姿を見たことでした。

「従妹の子どもたちがよく遊びに来るんです。その子たちを連れて畑に入って『オクラ、ズッキーニ、唐辛子を探してきてください』とゲーム感覚でお題を出すと、もうすっごい楽しそうで。オクラって食卓に出てくるときには刻んであったりするじゃないですか。オクラが実っている姿なんて見たことがないから、なかなか見つけられなくてワクワクするみたいですね。それを見てたら、遊園地とかに行くのも楽しいけど、自分の食べるものに触れるのも楽しいんちゃうかなと思って」。

農業体験というとお野菜を収穫するだけのイメージがあるかもしれませんが、収穫だけでなくお野菜ができるまでの過程も体験するのが「ひでこのうえん」の大切なポイント。畑に来た子どもたちのなかには、「ひでこのうえん」のお野菜を食べるようになってから野菜好きになった子もいるといいます。

「自分で作った野菜ってすごく美味しく感じるし、愛着がわくんですよね。農業体験のあとで、子どもが枝豆を取り合いしながら食べている動画なんかを送ってくれると、やっぱり嬉しいですし、また来年も頑張ろうと思えます」。

ゲーム感覚で農業レベルアップ

体験の内容は、実際に参加されるお客さんの声を聞いて随時改善。お子さまと一緒に自然体験がしたい方、ご自宅用の家庭菜園をしている方、本格的に農業を始めたいと思っている農業初心者の方など、参加者の目的や経験、スキルに合わせた体験ができるように、コースを分けて体験内容を整えていきます。

高校生の野球部員が筋トレを兼ねてお手伝いに来てくれたときは、20kgの米袋を倉庫に運ぶ作業を喜んでしてくれたそうです。重労働から、誰でもできるような簡単な作業まで、一言に農業といっても幅広いお仕事があるので、自分に合ったものを見つけられそうです。

加熱すると果肉がジュワ〜ととろける「とろっと白ナス」とオクラ

「機械を扱う体験もしてもらえると思うんですけど、危険が伴うので初回は機械を触る勉強、二回目は実際に動かしてみる、三回目はもっと難しい作業をする……というふうにレベルアップしていくのが楽しくて良いかなと考えています。半分旅行みたいな感覚で、近くにある大泰寺さんに泊まって観光しながら一日のうちの二時間だけ農作業をするとか、まるまる一畝を自由に使ってもらえるようにするとか、都合で来られなくなった方には野菜セットを注文してもらって送るとか、一人でやっている農家だからこそ体験の内容は融通がきくと思います。友だちや親戚のところに行く感覚で、この時期になったら『ひでこのうえん』に行こうと思ってもらえるような間柄になれたらいいですね」。

天候や繁忙期などの状況によっては受け入れが難しいこともあります。体験をご希望の方は、事前にお問合せしてご確認いただくのがおすすめです。また、体験当日は虫やケガ、熱中症などにご注意いただき、汚れてもいい服装や着替えをご用意ください。獣害対策はしているものの、たくましい鹿や猪などの野生動物が作物を荒らすこともあります。けれど、大変だからこそ、そうして手間暇をかけて育てたお野菜は格別なものになるはず。「ひでこのうえん」でリアルな農業体験をお楽しみください。

店舗情報

Information

  • ひでこのうえん

  • 店舗情報

    随時開催(※要予約)

  • 電話

    090-2016-3502(狩野 秀子)

  • メール

    なし

  • アクセス

    和歌山県東牟婁郡那智勝浦町下和田831

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